炊飯器や電気ケトル等による、乳幼児のやけど事故に注意しましょう。
炊飯器や電気ケトル等による子どものやけど事故は、乳幼児の報告件数が多く、入院を要するなど重症の事例も多いため、注意が必要です。
※電気ケトル等とは、電気ケトル、電気ポット、魔法瓶、水筒、やかんのことを指しています。
事故防止のための注意ポイント
(1)乳幼児の行動範囲で、製品を使用しないようにしましょう。
高温の蒸気や転倒して熱湯に触れるおそれのある、炊飯器や電気ケトル等の製品は、乳幼児の行動範囲で使用しないようにしましょう。
(2)乳幼児が、使用中の製品へ近づかない対策を実施しましょう。
これらの製品を使用している場所に乳幼児が立ち入らないよう、ベビーゲートを置くなど安全対策を実施しましょう。
(3)電気ケトル等の容器内には熱湯が入っていることに注意しましょう。
電気ケトル等は、乳幼児の力でも倒れてしまうことがあり注意が必要です。容器内には熱湯が入っていることを忘れずに注意しましょう。
(4)安全に配慮された製品を利用しましょう。
蒸気が出ない、炊飯中にふたが開かない等の機能のある炊飯器が販売されています。Sマーク(参考1)が付いている電気ポットや電気ケトルは、転倒時に湯こぼれしにくい(転倒流水防止)構造となっています。
また、子どもへの配慮、子ども目線を持った良質な製品・サービスなどを顕彰する「キッズデザイン賞」(参考2)があります。過去に、炊飯器や電気ポット、電気ケトルがキッズデザイン賞を受賞しています。
事故を未然に防ぐために、これらの安全に配慮された製品を選ぶようにしましょう。
(参考1)Sマーク
安全に配慮された電気製品に付けられたマークに、Sマークがあります。これは法律で義務付けられたものではありませんが、電気製品認証競技会(SCEA)が、電気用品安全法の技術基準や認証機関が定める又は認めるJIS等の安全基準を満たしていることを示したマークです。
(参考2)キッズデザイン賞
キッズデザインマーク
キッズデザイン賞は、特定非営利法人キッズデザイン協議会が「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「創造性と未来を拓くデザイン」そして「子どもたちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度です。受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。
問い合わせ先
- 2018年12月28日
- 印刷する