床下集合配管システム(排水ヘッダー)使用の注意点について
床下集合配管システム(排水ヘッダー)について
床下集合配管システムとは、床下で集合配管器材を用い、各排水器具(洗面、風呂、台所、トイレなど)からの排水管を合流させ、1本の排水管で屋外の排水設備に接続させるもので、住宅基礎貫通配管を少なくする設備のことです。
設置基準
設置に関しては以下の条件を守ってください。
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- 使用できる排水ヘッダーは各排水器具から単独で配管された排水横枝管をヘッダー状(並列)に接続合流したものであり、資材製造会社がシステムとして供給しているものに限ること。また、継手合流方式(継手の組み合わせによる配管)は、排水ヘッダーとして認めないこと。
- 周囲に維持管理上支障とならない空間が確保されていること。
- ヘッダー上部に点検及び清掃等が可能な蓋があること。
- 適切な勾配を保ち、コンクリートなどの堅固なものに支持金具等で固定されていること。
- ヘッダー上部又は付近に点検口(開閉口)が設けられていること。
- 汚水系統についてはできるだけ上流部の桝に接続し排水できるようにする等、汚水の逆流や滞留が生じない構造であること(1階及び2階からの汚水はできるだけ1系統で接続すること)。施工上困難な場合は、桝間に段差桝を設置し上流への逆流を防止する等の措置をとること。
- ヘッダーに接続する排水器具すべてに器具トラップ(臭気止め)が設置されていること。また、2階部分からの排水器具を合流させる場合、通気弁を設置する等の適切な通気が施されていること。
- ヘッダーからの流出管は、速やかに屋外排水設備のますに接続させること。
- 飲食店等については阻集器を別に設け、別系統で接続すること。
- その他、資材製造会社の定める施工方法等により、適切に設置すること。
詳細は、下記関係書類ダウンロードをご確認ください。
設置等に関する手続きについて
排水設備確認申請時
通常の申請時に必要となる書類に加えて、下記の書類を提出してください。
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- 開閉口の場所を図面に記載した平面図(施工図面に記載しても可)
- 排水ヘッダーの構造詳細図(仕様書等)
- 「床下集合配管設備仕様確認書」(様式あり)
- 確認書は、住宅販売会社等が建築物の所有者又は使用者に床下集合配管方式を説明し承諾を得ているか、又、維持管理や使用の方法を説明しているかなどを確認するために添付していただく書類となります。さらに、指定工事店が施工する際、技術上の確認をしているかなどを把握するためのものでもあります。
様式等につきましては、下記関係書類ダウンロードをご確認ください。
排水設備完成届出時
通常の届出時に必要となる書類に加えて、下記の書類を提出してください。
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- 開閉口の場所を図面に記載した平面図(竣工図面に記載しても可)
- 施工写真
- 点検口及び床下集合部の状況を撮影すること。その際、主要部材の名称及び形式番号を記載した工事看板等を入れて撮影すること。
- 点検口の蓋を開けた状態で、間口・深さの寸法が判読できるようにスケールを当てて撮影すること。
- 掃除口の有無、行き止まり配管の有無が確認できるよう撮影すること。
設置後の維持管理について
- 住宅販売会社、指定工事店及び申請者は使用者への引渡し時に、ヘッダーの使用及び維持管理等について必ず説明を行ってください。
- 適切な維持管理が行われないと設置当初の機能が損なわれ、詰まりなどの影響がでる恐れがありますので、使用者は当システムの構造を十分理解し、日常点検を心がけ適切な管理に努めてください。
- 使用者及び指定工事店は、万一ヘッダーに支障が生じた場合の緊急時の体制を整えるとともに、閉塞等のトラブルが発生した際は、使用者及び指定工事店において適切な対応を行ってください。
関連ファイルダウンロード
- 床下集合配管 システム (排水ヘッダー)の取り扱い についてPDF形式/210.24KB
- (様式)床下集合配管システム仕様確認書WORD形式/20.99KB
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは下水道課 下水管理係です。
〒961-0012 福島県白河市本沼鷹ノ巣2番地 白河都市環境センター2階
電話番号:0248-22-0910 ファックス番号:0248-24-6631
メールでのお問い合わせはこちら- 2023年1月31日
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