絹本著色桜図および楓図【けんぽんちゃくしょくさくらずおよびかえでず】(附)南湖神社献額記
(橋本永邦 桜図)
(下村観山 楓図)
(南湖神社献額記)
指定種別 | 市指定 重要文化財(絵画) |
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指定年月日 | 令和6年3月4日 |
所在地 | 白河市菅生舘 |
所有者 | 南湖神社 |
技法・大きさ | 絹本著色 額装 本紙各縦73.0cm、横181.5cm |
横長の画面に描かれた一対の絵画作品で、渋沢栄一が大正14年(1925)に南湖神社へ奉納したものである。
近代日本経済を主導した渋沢栄一は、松平定信を深く敬愛しており、白河の地元有志によって定信を祭神とする南湖神社の創建が計画された際、多大な貢献をしたことでも知られる。
作者の橋本永邦と下村観山は、当時第一線の日本画家であり、特に楓図の作者下村観山は、横山大観、菱田春草らとともに近代日本画の革新に努めたことで知られる。こうした著名な画家の大作が白河市内に残されている点や、渋沢の依頼による制作・奉納の経緯が附属資料より明らかである点などを含め、近代白河の歴史・美術資料として貴重である。
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