第30回中山義秀文学賞公開選考会(終了しました)
公開選考会が終了し、受賞作は「風と雅の帝」荒山徹著(PHP研究所)となりました。
令和6年10月13日(日曜日)午後2時から、新白信ビル イベントホール において、第30回中山義秀文学賞公開選考会が開催されます!
ぜひご来場ください!(入場無料、お申し込み必要)
※このページ後半に、候補作品名、あらすじ、著者・プロフィールを紹介していますので、ご一読下さい!
中山義秀文学賞第30回公開選考会
日時(終了しました)
令和6年10月13日(日曜日)午後2時から
会場
新白信ビル イベントホール(白河信用金庫西支店 白河市立石96番地)
最終選考委員(五十音順)
伊東潤氏(作家)、上田秀人氏(作家)、澤田瞳子氏(作家)、細谷正充氏(文芸評論家)
入場料
無料
申し込み方法(終了しました)
電話、ファックス、窓口のいずれかの方法でお申し込み下さい。
お申し込み先
中山義秀顕彰会事務局(中山義秀記念文学館内)
- 電話 0248-46-3614
- ファックス 0248-46-3702
候補作品のご紹介(掲載順は推薦受付順です)
『風と雅の帝』荒山 徹著 PHP研究所
あらすじ
皇位継承が持明院統と大覚寺統で交互に行なわれていた鎌倉時代後期、量仁(光厳天皇)は持明院統の期待を背負って即位した。 しかし、幕府が倒される際、六波羅探題軍とともに京都から逃れるも追い詰められ、目の前で六波羅探題ら四百名以上の武士が自刃。捕えられた光厳は、前帝・後醍醐によって即位そのものを否定されてしまう。その後、後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立されることで、一度は“治天の君”の座につくも、尊氏の裏切りにより、南朝の囚われの身に――。
彼を慕っていた鎌倉武士の死、宿敵・後醍醐との泥沼の闘い、吉野での幽閉の日々……南北朝の動乱の中、「天皇とは何か」を真摯に考え続け、現在の“象徴天皇”にも繋がる生き方を貫いた、“忘れられた天皇”を描く、著者渾身の歴史長編小説。
著者プロフィール
荒山 徹氏(あらやま・とおる氏)
1961年、富山県生まれ。新聞社、出版社勤務を経て『高麗秘帖 』でデビュー。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で吉川英治文学新人賞候補に。『柳生大戦争』で舟橋聖一文学賞を受賞。『白村江』が歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞、同作が「週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位となる。ほかの著書に「神を統べる者」(全三巻)、『風と雅の帝』などがある。
『厳島』武内 涼著 新潮社
あらすじ
「戦国三大奇襲」として知られる「厳島の戦い」。天文二十四(1555)年。年兵力わずか四千の毛利元就軍が二万八千の兵を擁する陶晴賢軍を安芸国・厳島におびき寄せ、奇襲を成功させた名勝負の影には、知られざる壮絶なドラマがあった。吉川元春、小早川隆景ら有力武将を従え、敵どころか味方や血縁すら翻弄する冷酷無比な調略で勝利への道筋を固めていく毛利元就。一方、陶方の武将で岩国の領主・弘中隆兼は、元就の策に気付きながらも、主君・春賢の命に従い死地に身を投じていく――。
謀略で勝利した元就と、義を貫いて敗れた隆兼。対照的な2人の男を通して人間の矜持を問う歴史巨編。
著者プロフィール
武内 涼氏(たけうち・りょう氏)
1978年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組制作に携わった後、第十七回日本ホラー小説大賞の最終候補作を改稿した『忍びの森』でデビュー。2015年『妖草師』シリーズが徳間文庫大賞を受賞。22年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞を受賞。24年『厳島』が第45回吉川英治文学新人賞、第12回野村胡堂文学賞、第14回広島本大賞の候補となる。他の著書に『駒姫―三条河原異聞―』『謀聖 尼子経久伝』など。
『きらん風月』永井 紗耶子著 講談社
あらすじ
かつては寛政の改革を老中として推し進めた松平定信は、後に地元・白河藩主の座からも引退した。60歳を過ぎたいま、「風月翁」とも「楽翁」とも名乗って旅の途次にある。その定信が東海道は日坂宿の煙草屋で出会ったのが栗杖亭鬼卵。東海道の名士や文化人を伝える『東海道人物志』や尼子十勇士の物語『勇婦全傳繪本更科草紙』を著した文化人だ。片や規律正しい社会をめざした定信に対し、鬼卵は大坂と江戸の橋渡し役となる自由人であり続けようとした。鬼卵が店先で始めた昔語りは、やがて定信の半生をも照らし出し、大きな決意を促すのだった……。
──筆という卵が生み出すのは、武者か美女か、それとも鬼か。東海一の文化人と、松平定信の交流が心を揺さぶる、痛快歴史長編!
著者プロフィール
永井紗耶子氏(ながい・さやこ氏)
1977年、神奈川県出身。慶応大学文学部卒業。新聞記者を経てフリーライターとして活躍。2010年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で‛20年に細谷正充賞および第10回本屋が選ぶ時代小説大賞を、翌‛21年に第40回新田次郎文学賞を受賞する。‛22年、『女人入眼』が第167回直木賞候補に。そして‛23年『木挽町のあだ討ち』で第36回山本周五郎賞と第169回直木賞をダブル受賞した。
関連ファイルダウンロード
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは中山義秀記念文学館です。
〒969-0309 福島県白河市大信町屋沢田25
電話番号:0248-46-3614 ファックス番号:0248-46-3702
メールでのお問い合わせはこちら- 2024年10月17日
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