木造聖観音菩薩立像【もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう】
指定種別 | 市指定 重要文化財(彫刻) |
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指定年月日 | 令和4年3月28日 |
所在地 | 白河市年貢町 |
所有者 | 龍蔵寺 |
大きさ | 像高113.2cm |
龍蔵寺観音堂の本尊像として伝来する一木造の聖観音菩薩立像。
一部後世の補修があり、全体に摩損がみられるものの、下半身は比較的当初の姿を残しており、おおむね平安時代(12世紀頃)の作風を示す。
『白河風土記』によれば、龍蔵寺は万寿3年(1026)の草創で、正中2年(1325)結城宗広が醍醐寺三宝院の僧を招き、雨宝山龍蔵寺と改められたという。本像の制作を12世紀頃とみると、正中2年に龍蔵寺へと改称される以前の遺品と考えられる。
白河市内の仏像彫刻の遺例としては最古の部類に属するものであり、伝来が明確である点も含め、古代白河の信仰を示す重要な資料といえる。
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