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歯周病を意識していますか

歯周病を予防することは、生涯を健康に過ごす上でとても重要なことです。
なぜ歯周病予防が重要なのかを知り、適切なセルフケアや定期的な歯科検診ができるようにしましょう。

歯周病とは

歯周病とは、進行とともに歯茎や骨が壊されていく病気です。
原因は口腔内に棲む悪玉細菌が出す毒素です。
悪玉細菌が出す毒素によって歯茎や骨が壊されるだけでなく、血管を介して全身に菌が散りばめられてしまう病気です。

歯周病予防が大切な理由

歯を健康に保つことは、健康寿命を延ばすことに繋がります。
※健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。
では、どうして歯周病予防が健康寿命の延伸に繋がるのでしょうか？

生活習慣病・生活習慣病の悪化予防につながる

誤嚥性肺炎の予防につながる

誤嚥性肺炎とは、食べ物や飲み物を誤って気管や肺にいれてしまうことで起こる肺炎です。
この肺炎の原因菌は歯周病菌であることがほとんどです。食べ物や飲み物と一緒に気管や肺に入ってしまい肺炎を引き起こします。
特に高齢になると噛む力やむせる力が弱くなります。そのため、うまく噛めずに飲み込めない、間違えて飲み込んでも吐き出せないことで誤嚥性肺炎になる確率が高くなります。
しっかり噛んで飲み込む機能の維持や、菌による感染を起こさないためにも、歯周病を予防する必要があります。

周産期トラブルの予防につながる

妊娠しているお母さんが歯周病にかかっていた場合、低体重児や早産のリスクが高くなります。
歯周病菌が胎盤を介して胎児に感染するからと考えられています。早産は赤ちゃんにとってもお母さんにとっても危険ですので、妊娠を考えている時期から一層予防を心がけることが大切です。

以上のように、歯周病を予防することで発症や重症化を防げる疾患やトラブルが多くあります。これらの疾患は人生を大きく左右する疾患やトラブルであり、予防がとても重要です。

自分でできる予防行動

歯周病は、歯並び、もともとの免疫力、年齢など様々な要因が絡み合って起こりやすくなります。
では、自分でもできる予防行動はあるのでしょうか？

キレイで丈夫な歯にする

1. 食事をしたら歯磨きをする
2. フッ素配合の歯磨き粉を使う
3. 歯間ブラシを使い磨きにくい歯と歯の隙間もきれいにする
4. 歯ブラシはこまめに取り替える

※適切な歯磨きの仕方は人それぞれで異なります。歯科医師や歯科衛生士による磨き方の指導を受けるのが効果的です。

生活習慣の見直し

むし歯や歯周病の原因は、歯の磨き方だけではありません。以下の生活習慣はむし歯や歯周病を引き起こしやすくなる要因です。当てはまることがないかチェックしてみましょう。

不規則な食習慣

1. 間食の回数が多い
2. 甘いものを食べることが多い
3. バランスの悪い食事になってしまう

不規則な睡眠習慣

1. 十分な睡眠をとれていない
2. 歯磨きをせずに寝てしまう

歯科検診を受けましょう

どんなに自分で歯磨きや生活習慣を気をつけても、お口の中は自分の目では分からないことがたくさんあります。
歯科検診を受けることで、むし歯や歯周病を防いだり、治療が必要な場合は治療につながることができます。
定期的に歯科検診を受けましょう。

歯周疾患検診

• 対象者       白河市にお住まいで今年度40歳・50歳・60歳・70歳になる方へ受診券を送付いたします。
• 実施期間   令和6年6月15日から令和6年11月30日まで
• 受診方法   医療機関へ事前に予約のうえ受診してください。
• 持ち物      (1)受診券（ハガキ） (2)健康保険証
• 費用          無料 ※「歯周疾患検診」は検診のみとなっており、治療等をご希望の方は、別途料金が発生します。

• 2024年5月29日
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