木造釈迦如来坐像及び大迦葉・阿難陀立像【もくぞうしゃかにょらいざぞうおよびだいかしょう・あなんだりゅうぞう】
指定種別 | 市指定 重要文化財(彫刻) |
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指定年月日 | 平成31年3月29日 |
所在地 | 白河市向新蔵 |
所有者 | 龍興寺 |
大きさ | 像高 (釈迦)63.6cm (大迦葉)65.5cm (阿難陀)65.3cm |
黄檗宗(おうばくしゅう)寺院・龍興寺に本尊として安置される三躯の仏像である。
黄檗宗は、17世紀半ばに来日した中国僧・隠元により伝えられた禅宗の一派で、同時に黄檗様といわれる中国風の彫刻様式も伝えられた。
本像の制作年代は、同寺が諸堂を建立し、寺院としての形を整えた17世紀末から18世紀初頭の造立にかかると推測される。如来の肉髻が低平で、腹前に裳の結び紐を表す点、両脇侍像の重厚な着衣表現などに、黄檗様式の特徴を見て取れる。総じて、黄檗様(おうばくよう)を比較的忠実に踏襲した京都の仏師の作と考えられ、県内でも貴重な作例であり、保存状態も良好である。
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