千体仏堂奉納仏像群【せんたいぶつどうほうのうぶつぞうぐん】
指定種別 |
市指定 重要有形民俗文化財 |
指定年月日 | 平成28年4月15日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館寄託) |
所有者・管理者 |
三番町町内会 |
大きさ |
(千体仏)像高12~24.2cm (木像菩薩立像)像高54.3cm |
もと白河の三番町にあった千体仏堂に奉納されていたもので、堂は寛文6年(1666)の創建と伝える。
千体仏は422躯が現存しており、創建以来、数次にわたって奉納されてきたものと考えられる。奉納者には城下の武家・出家・商家などさまざまな身分の人々が含まれており、地域の信仰の遺産といえる。
また木像菩薩立像1躯は、穏やかな顔貌や衣の大ぶりな表現などにより、南北朝時代末~室町時代初期(14世紀後半から15世紀初頭頃)に制作され、後に千体仏堂に運び込まれたものと考えられる。顔部が木屎漆(こくそうるし※)でていねいに整形・補修されている点に特徴があり、像が地域で尊ばれてきた証といえる。中世に遡る像として貴重である。
※木屎漆・・・粉末状の木材を漆と混ぜてペーストにしたもので、仏像などの成形に用いられる。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは文化財課 文化財保護係です。
〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1
電話番号:0248-22-1111【内線 : 2852・2231】 ファックス番号:0248-24-1854
メールでのお問い合わせはこちら- 2016年6月23日
- 印刷する