街路樹の適正な管理について
はじめに | |
道路の緑化は、景観向上機能・自然環境保全機能など、多くの機能を有しております。また、私たちは 街路樹から「親しみ」・「やすらぎ」などを享受しています。しかし一方では、限られた歩道にある街路 樹が、成長に伴い、沿道住民の生活に支障を及ぼしたり、車両や歩行者の安全な通行を妨げる事例が 少なくありません。 このような状況を踏まえ、街路樹の維持管理や更新を適切に行なう必要があります。 |
課題のある街路樹
1.根上がりによる歩道の損傷 | |
街路樹の根が舗装や縁石の 破損を招き、歩行者の安全な 通行を妨げる。 |
2.枝の張り出しによる大型車輌の通行障害信号、道路標識が樹幹と重なって見えない | |
大木化により枝が道路に張り出し 大型車の通行障害になり、 交通事故の原因となる。 また、信号や道路標識が見えず、 車両等の安全な通行を妨げる。 |
3.落ち葉や害虫による、住環境の悪化 | |
広葉樹の大量の落ち葉や害虫に より、隣接する住宅や道路に 落ち葉がたまり、生活環境を悪化 させる。また、枝や根が 隣接する住宅や隣接地に侵入する。 |
4.地下埋設物への侵入 (水道管・ガス管・下水道管) | |
歩道や道路に埋設してある占用 物に樹木の根が侵入し、機能障 害や器物破損を引き起こす。 |
5.電力線・電話線への影響 | |
樹高が高く成長することにより、 電線や電話線に接触し、断線や 停電などの原因となる。 |
6.老朽化による倒木被害 | |
台風や強風、積雪により老朽化 した樹木が倒れ、重大な交通事故 等の原因となる。 |
※ 平成24年2月4日運動公園前のケヤキが、根の枯死・生育不良のため車道側に倒れる事故が発生しました。
ま と め | |
これまでに行ってきた管理だけでは、根本的な問題解決にはならず、木の成長とともにリスクやコストが増大 しています。このようなことから、課題のある街路樹について、地元からの要望も踏まえ、適宜伐採を実施し たところです。今後、街路樹の生育環境の改善や歩道空間に適した樹種を選定するなど、街路樹と調和の とれた親しみのある道路環境を整備していきます。 |
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは道路河川課です。
本庁舎2階 〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1
電話番号:0248-22-1111 ファックス番号:0248-24-1854
メールでのお問い合わせはこちら- 2016年5月24日
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