旧小峰城太鼓櫓【きゅうこみねじょうたいこやぐら】
指定種別 | 市指定 重要文化財(建造物) |
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指定年月日 | 昭和39年3月6日 |
所在地 | 白河市郭内 |
所有者 |
白河市 |
もとは小峰城二之丸の南側入り口にあたる、太鼓門西側に所在したとされ、一部の小峰城絵図に描かれている。
明治7年(1874)から行われた、小峰城内の土地・建物の民間への払い下げに際して、白河の城下で商家(山城屋)を営んでいた荒井家が譲り受け、当初は三之丸の紅葉土手(現在は消失)に移築された。その後、昭和5年(1930)に現敷地北側に移築され、茶室に改装後利用された。平成27年(2015)、荒井家より市へ寄贈され、その後、老朽化や東日本大震災による影響により倒壊の恐れがあったことから建物を解体し、令和4年(2022)に同敷地(南側)へ移築修復工事を行った。
これまでの移築により建物そのものは原型と変わっているが、大正年間の写真や骨組みなどから、建物の原型は重層で、四方に転び(柱などの材を傾ける作り方)をもつ2間四方の寄棟造りであったと推定できる。
小峰城に関わる建造物が江戸時代末から明治初期に全て焼失・破却等により失われた中で、唯一現存する貴重な建造物である。
地図を見る:旧小峰城太鼓櫓
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