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木造扁額 八幡宮【もくぞうへんがく はちまんぐう】

木造扁額 八幡宮

指定種別 市指定 重要文化財(工芸品)
指定年月日 平成4年1月27日
所在地 白河市金屋町
所有者 妙関寺
大きさ 縦131.8cm、横64.0cm

縁飾りは四方ともに欠けている。額の表面に「八幡宮」と高山彫りされ、黒漆が文字に彩りされている。裏面には「文化七年庚午正月書羽林次将 源定信」の銘が彫られている。材質は欅(けやき)の一枚板。

『白河風土記』に「八幡宮は往昔米山の麓の巡りという谷津田川の渕の上にありし故、めぐり八幡と唱えしよし、由来は詳ならず」と記されているが、「白川寺院往古由来扣帳」には正徳元年(1711)八幡宮金屋町に引き移る、とあり金屋町月心院の北に隣接する不動院の傍らに移された。

さらに、明治の廃仏棄釈で不動院は廃寺となり、「めぐり八幡」は妙関寺に移され現在に至っている。

この「八幡宮」の「八」の字は鳩が二羽並んだように書かれているため「鳩八幡」といわれている。

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