木造扁額 鬼子母神【もくぞうへんがく きしぼじん】(附)楽翁染筆「鬼子母神」
指定種別 | 市指定 重要文化財(工芸品) |
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指定年月日 | 平成4年1月27日 |
所在地 | 白河市金屋町 |
所有者 | 妙関寺 |
大きさ | 縦60.5cm、横122.0cm |
縁飾りは四方に12個の宝珠が筋彫りされている。額の表面に「鬼子母神」と高山彫りされ、額字と縁飾りの宝珠には金箔が施されている。裏面には「文化九年 楽翁書」と筋彫りされ、黒漆が塗られている。材質は欅の一枚板。墨書銘にあるように松平定信の文化9年(1812)の染筆による額字である。
「鬼」の字画は、佛の教えにより「鬼」が改心して慈母神となったので、角(「鬼」字の1画目の「’」)を取って書かれ、また龍尾が上にくねり上がっている。求児、安産、夫婦和合などの祈願を叶える信仰の対象である。
なお、同寺には、この扁額の染筆も所蔵されている。
※指定名称は、正確には「鬼」字の1画目の「’」を取った字ですが、画面上では表示できないため通常の「鬼」の字を使用しています。
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