大和田前田供養塔【おおわだまえだくようとう】
指定種別 | 市指定 重要文化財(考古資料) |
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指定年月日 | 平成8年3月29日 |
所在地 | 白河市大和田前田 |
所有者 | 大和田名儀持 |
大きさ | (左)高さ97cm 幅45cm 厚さ23cm (右)高さ85cm 幅43cm 厚さ18cm |
東北本線白河駅より東へ約6kmへ行った大和田集会所の敷地内にある。
二基の供養塔は、白河石(安山岩質凝灰岩)で作られ、一基は種子(梵字で仏を表現)を、一基は阿弥陀如来来迎(らいごう)像を刻んでいる。二基とも三角形の頭部の裾に二条の切り込み線を入れた額のある形式である。
右の供養塔は、中央部に金剛界大日如来の梵字「バン」を薬研(やげん)彫りで刻んでいる。左の供養塔は、半浮き彫りで、阿弥陀如来が雲の上の蓮台に立っており、来迎する姿を表している。光背は朱及び墨で描き、頭部・衣紋は墨で輪郭を描いている。
二基とも鎌倉時代の建立と推定され、当時の当地方における仏教文化を示した石造美術品・考古資料である。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2016年1月28日
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