鶴子谷古墳群【つるこだにこふんぐん】
指定種別 | 市指定 史跡 |
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指定年月日 | 昭和55年3月14日 |
所在地 | 白河市表郷堀之内字鶴子谷 |
所有者 | 堀之内区 |
表郷地域の堀之内から河東田に広がる丘陵地に立地している。
昭和36年(1961)、桑畑の開墾時に勾玉2個が出土したことから注目されることとなった。当初は円墳9基があったと伝えられる。開墾により1基、発掘調査後5基が削平され消失したが、3基(1号墳・7号墳・8号墳)が現存している。
昭和38年(1963)に表郷村文化財保護委員による確認調査が実施され、昭和39年(1964)11月には岩越二郎、藤田定市らにより、発掘調査が行われた。
2号墳は直径約4m、高さ50cmほどで、全長約2mの箱式石棺を持っている。石棺から管玉や切子玉、水晶製臼玉、土師器などが出土した。
3号墳は直径約5m、高さ50cmほど、木棺と推定される埋葬施設から土師器2点が出土した。
4号墳は直径約4.5m、高さ50cmほど、6号墳は直径約5m、高さ70cmほどで、それぞれ埋葬施設は確認されなかった。
5号墳は直径3.5m、高さ30cmほど、埋葬施設は長さ1.9mほどの石棺で、石棺内から小玉、臼玉、鉄製刀子が出土した。
箱式石棺を埋葬施設に持つこと、副葬品に臼玉が含まれていること、出土した土師器の特徴などから、古墳時代中期の新しい段階から後期にかけて築造された古墳群と考えられる。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2016年1月28日
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