銅鐘(満願寺)【どうしょう(まんがんじ)】
指定種別 | 国認定 重要美術品(工芸品) |
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認定年月日 | 昭和19年7月6日 |
所在地 | 白河市関辺関山 |
所有者・管理者 | 満願寺 |
大きさ | 総高135cm 口径106cm |
白河市街地の南東、標高619mの関山頂上に所在する満願寺(真言宗)の銅鐘である。
寛文4年(1664)10月に白河藩主本多忠平(ほんだただひら)が寄進したもので、乳の間には5段5列で乳が配され、池の間には4区全てにわたって「奥州白河荘成就山満願寺鐘銘並序」と題した銘文が刻まれている。末尾に大旦那である忠平のほか、奉行2名や発起願人6名、勧進僧8名、鋳物師の名がある。なお鋳物師は江戸の椎名吉綱とその弟子の椎名正重・太田正信である。
満願寺は、天平勝宝年間(749~757)に聖武天皇の勅願により行基が開基し、1寸6分の聖観音を安置したとの伝承を持つ寺院であったが、昭和20年(1945)の火災で伽藍並びに寺宝の一部が焼失している。
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