鉄製鍵【てつせいかぎ】
指定種別 | 県指定 重要文化財(工芸品) |
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指定年月日 | 昭和28年10月1日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館寄託) |
所有者 | 鹿嶋神社 |
大きさ | 柄19.7cm 鍵部21.5cm |
大地区の鹿嶋神社に伝来した社殿用の鍵で、形状はL字形となっており、一般的な蔵用の鍵と同形である。柄部は木に和紙を巻き付け、漆で塗り固めている。鍵部は鉄製で、先端部分は摩滅して丸みを帯びる。
鍵の両面には銘が彫られ、神主「藤原忠泰」の時代の永徳2年(1382)12月6日に社殿用の鍵として鍛治の「藤原守吉」により造られたことがわかる。室町時代の在銘の鍵として特異なものである。
鹿嶋神社は、平安期初期の弘仁2年(811)に常陸国鹿島神宮を勧請して創建されたとの伝承をもち、祭神は武甕槌命。「延喜式神名帳」に載る白河郡七座のうち、白河神社に位置づける説もある。
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