人面付弥生式土器【じんめんつきやよいしきどき】
指定種別 | 県指定 重要文化財(考古資料) |
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指定年月日 | 昭和36年3月22日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管) |
所有者 | 白河市 |
大きさ | 高さ25.3cm 胴径16cm |
表郷番沢の滝ノ森B遺跡において、昭和15年(1940)、完全な形で出土した。
球形の胴に細長い頸をもった壺で、口から頸にかけた部分の表裏2面に人の顔が表現されている。隆帯が額に巡り、これにより眉と鼻が描き出されている。また、顔の輪郭にも隆帯がS字状に巡り、顎、耳が形作られている。隆帯上には、円形の刺突文がみられる。
目、口は細い沈線で描かれ、その中に短い沈線を充填している。目・口、隆帯上の刺突文や胴部の一部に朱彩の痕跡がみられる。
年代的には、土器の特徴から弥生時代中期に位置づけられる。昭和41年(1966)の発掘調査時には、墓とみられる土坑も確認されていることから、再葬墓に伴う可能性が考えられる。
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