灰釉印花文瓶子【かいゆういんかもんへいし】
指定種別 | 県指定 重要文化財(考古資料) |
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指定年月日 | 平成11年3月30日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管) |
所有者 | 白河市 |
大きさ | 口径3.7cm、底径9.0cm、器高25.6cm |
昭和初期に、円明寺の初代白河藩主丹羽長重廟付近より出土したと伝えられる資料である。
瓶子は、酒器や宗教用具として使用され、中には骨蔵器として利用されたものもある。
この資料は、器面に灰釉が施され、全体に淡緑色を呈している。肩部から体部にかけて梅の印花文が描かれている。資料の諸特徴から考えて、鎌倉時代末期から南北朝時代初期頃に瀬戸(愛知県)で製作された良質な梅瓶の一つといえる。
出土時の状況が不明であることから、どのように使用されていたのかはわからないが、中世における歴史・文化を探る上で貴重な資料である。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2016年6月24日
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