立教館跡【りっきょうかんあと】
指定種別 | 市指定 史跡 |
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指定年月日 | 昭和36年3月7日 |
所在地 | 白河市会津町 |
所有者 | 白河市 |
東北本線白河駅の北西約600mのところに位置する。立教館は、寛政3年(1791)に藩主松平定信により設置された白河藩の藩校である。約40間(72m)四方の敷地内には、中央に学館(講堂)を、館の東側には句読・習書・数学の各局舎や文庫、館の外側に柔術・居合・槍術・剣術・炮術・弓術等の道場があり、炮術・弓場の西側には、的場(土塁)が設けられている。また、館の北側には学頭・教授らの庁舎・寄宿生のための諸生寮がある。
立教館では、11歳に達した藩士の子弟の教育を行ったが、定信も自ら執筆した「立教館童蒙訓」、「立志の文」などを講じた。
文政6年(1823)、継嗣松平定永の伊勢桑名への移封後は、阿部氏により修道館と改名し運営された。阿部氏の代には、学館西側に「練兵場」が増設されている。
現在は、的場の土塁のみが残されている。
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