河東田牛頭天王祭【かとうだごずてんのうさい】
指定種別 | 市指定 重要無形民俗文化財 |
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指定年月日 | 昭和57年12月22日 |
所在地 | 白河市表郷河東田 |
保護団体 | 河東田区 |
河東田地区に伝わる祭礼である牛頭天王(ごずてんのう)は、もとインドの祇園精舎の守護神で、除疫神として祀られた。
由来より考えると陰暦6月の祭事であり一種の夏越秡(なごしはらい)であり、胡瓜天王の謂から農神としても崇められた祭神である。
祭り当日は地区をはじめ、近郷近在の若衆連も境内に参集し、太鼓を打ち鳴らしその技を競い合う。祭りも最高潮に達する頃は太鼓の数二十五、六基にもなり一斉に打ち合う様はまさにみごとである。その音は他町村にまで響き渡ったという。その音に魅せられた参詣者は境内参道にあふれ、深夜に及ぶまで参道の御神燈の明かりを耿々(こうこう)とともし賑わったという。
祭は現在も継承され、毎年6月14日に区青年団により実施されている。現在は地区にある二基の太鼓を正午頃より打ち始め祭を盛り上げている。
最近は境内で金魚釣り大会も行われる、一時の盛況さはないがそれでも終日賑わいをみせる。
胡瓜を祭壇に供え五穀豊穣を祈る風習のあるところから、別に「胡瓜天王様」ともいわれている。
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