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中ノ沢権現梵天祭【なかのさわごんげんぼんてんさい】

中ノ沢権現梵天祭

竹法螺を鳴らし梵天が地区を巡回する

指定種別 市指定 重要無形民俗文化財
指定年月日 昭和57年12月22日

所在地

白河市表郷梁森
保護団体 梁森区(梁森青年会)

中ノ沢権現は大山祗神をまつっている。梵天祭の起源は詳かでないが、儀式行事などから推察すると農作物の豊饒を祈るものとしておこったものと思われる。特に日照りの年には雨乞いの行事が戦前まで行われ、霊験あらたかな神として畏怖の念を抱かれていた。

奉幣は一年置きに行われており、旧暦8月7日、地区の若者により参道の整備と神域の清掃を行い、「とう」(当番宿)に当たる家に集合し御幣梵天を調整、身を清め、丑三つ時に白衣に白鉢巻をして梵天をかつぎ、鎮守に祈願し、地区内をくまなく廻り、中ノ沢の神域に向かって竹法羅を吹き鳴らして魔を除けて進み、途中不動尊の前で水垢離を取り、「六根清浄」「お山は繁生」「ナンマイダンボ」と先達の声に唱和しながら進み、梵天を奉納する。

中ノ沢神社の神域は約一町歩余り、今なお自然林のままである。
以前は中ノ沢権現堂という名称だったが、神仏分離により中の沢神社となったものであるが、一般的には中の沢の権現様で通っている。

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