丹羽長重居城時における小峰城全図【にわながしげきょじょうじにおけるこみねじょうぜんず】
指定種別 | 市指定 重要文化財(歴史資料) |
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指定年月日 | 昭和36年3月7日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管) |
所有者 | 白河市 |
大きさ | 縦76.8cm 横105.2cm |
小峰城の城郭内の縄張り図を中央に、左上には本丸御殿の平面図が描かれている。帯曲輪・竹之丸に囲まれた本丸が北側に置かれ、南側に二之丸・三之丸を配置した梯郭式平山城の縄張りである。二之丸には大庭蔵・武器蔵・用米蔵が置かれ、これを東南に取り囲む出丸には用屋敷などが置かれる。さらにこの東・南・西を三之丸が取り囲み、東南には侍屋敷、西側には郡方役所が置かれる。本丸御殿の平面図には書院や広間などの間取りに畳数が記載されている。
右下には「福島県西白河郡白河町役場」の公印があり、左下には次のように記されている。
「寛永四丁卯六月十三日 将軍秀忠公之受 台命 事斯ニ始ハ毎日二千有衆ヲ促シ経テ以テ営ス 丁卯癸巳(ママ)ニ至ル 大概三年間ニテ落成ス
城主従三位宰相丹羽五郎左衛門尉良峰長重 嫡子丹羽左京亮良峰光重(中略)
大正二年十一月為白河町長藤田新次郎氏之依嘱因西白河郡役所所蔵之図謄写之」
つまり大正2年(1913)に白河町役場が西白河郡役所所蔵の絵図を謄写した絵図であることが分かる。
本絵図は、丹羽長重居城時の絵図との表題であるが、二之丸・三之丸の用途などから推定して、江戸後期の城郭絵図が原図となっている可能性が強い。
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